IT系メモ

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古いPhaseOneでテザー撮影に失敗する場合

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AppleからThunderBolt-FIreWireケーブルが出ており、最近のMacBookからはこれで、FIreFire9ピンに変換します。

問題なのはここの電力出力がPhaseOneのデジタルバックの消費電力に追いついていないことです。接続するとデジタルバックを認識するのですが、いざ撮影し始めると転送失敗します。

スタジオなどで電源の確保に困らない場合は、電源付きのリピータハブを間に挟みます。こちらはPhaseOneのWebでも言われていること。ただ製造終了となってきているので今後は探すのが大変になりそうです。

http://www.nationalphoto.co.jp/2F/leaf_digital.htm#info_repeater

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もう一つ落とし穴があり、PhaseOneのデジタルバック側の電源設定で、バッテリーからの供給を選べるのですが、このバッテリーを選んでいても、外からの電力供給を少しでも受けると外部側を選択してしまうというのが、P+シリーズより前ではそういう仕様だそうです。こちらも公式ではバッテリーを選択となっていますが、例外があることは頭に入れておく必要があります。

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古いデジタルバックでテザーをする時は、このバッテリーを使う設定をし、かつFireWireケーブルの電源線をカットするため、9ピンから一度4ピンに変換しさらにデジタルバック側の6ピンに変更します。

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もう一つ、PhaseOne側の電源を入れておいてケーブルを接続するとMacのCaptureOneが認識するのが遅いです。

ケーブルを接続しておいてから、バッテリーを入れると、コンパクトフラッシュかテザーかを判断するので、わりとすんなりと認識してくれます。PhaseOneの電源が立ち上がるのが5秒ほどなので、電源をいれた状態からケーブルを接続して認識されるまで待つよりも早いです。撮影途中で接続が切れたらバッテリーを抜き差しすれば良いので対処方法に困らないです。

あとケーブルですが、デジタルバックに接続部分が弱く、すぐにケーブルがダメになります。4mのFireWireだとケーブルの自重ですぐにダメになりますし、1mのものでもすぐにダメになります。

 

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http://www.ginichi.com/products/list.php?_category_id=1108

こういった感じでケーブルを支えた方が良さそうです。手でケーブルを持って撮影している方もみかけるのですが、手を離すときも多いので、多少煩わしくても撮影したデータが保存されないよりかはマシかと思います。

ちなみにFireWireは抜けないです。USBはすぐ抜けますが。