中版デジタル PENTAX 645Z正式発表
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140415_643648.html
CP+で展示されていた645Dのニューバージョンですが、645Zという名前で発表されました。センサーはソニー製で、ハッセルブラッドのH5D-50cや、フェーズワンのIQ250と同じ。価格は80万と、他の中版デジタルと比べると破格なので驚きです。少数しか出ないのでFPGAなどコストかかる部品を載せてるのと、他の一眼レフなどと共通部材が使えるのとで違ってくるのはわかりますが。
最高感度はハッセル、フェーズワンと異なりISO204800となっていますが、内部の画像処理エンジンでノイズリダクションするかしないかの違いかと思います。
公式サイトにサンプルがあります。http://www.camera-pentax.jp/645z/compare.html
この辺りの画像を見ると良さそうな雰囲気ですが、H5D-50cで既にレタッチ耐性がCCDに劣っているのを体験してしまっているので、同じセンサーとなるとちょっと躊躇します。
この価格であれば既にフェーズワンなどを持っている方は追加で買っておいて、ロケ用という感じなのでしょうか。
テザーもようやく対応したわけですが、気になるのはエラーがどれだけでないかです。ハッセルブラッドはまだこなれていないのか、シャッターが押せないエラーが出ますし、フェーズワンもPCがデジタルバックを認識するのに時間がかかる場合があったりと、初めて体験すると価格のわりにどうしてか、と思うことがあります。
その辺りが645Zでどうなっているか気になるところです。あとフェーズワンもハッセルもテザー撮影でPC側から電源供給しようとすると、消費電力が多すぎて結局ボディ内バッテリーを使わないといけないのですが、645Zがどうかも気になります。
付属の現像ソフトがSILKYPIXとなっているので、自然光には強いのですが、ストロボ撮影に弱いのも移行で気になるところです。Lightroomでは中版の階調を活かすような色エンジンではないですし、CaptureOneが対応するかどうかでスタジオで使えるかどうか決まりそうです。