スマフォでの動画視聴についてのメモ
- スマフォで通知が2,3分置きにくる状態の場合、常にアプリを切り替えている状態であり、動画視聴中にくる通知を無視し続けることが出来ないので、
動画の尺は短くなっていく。 - 10分の動画だと、3回ほど通知を無視することになる。
1回は動画の方が重要で無視でき、2回目だとそろそろ答えなきゃなという感覚になり、3回目はそろそろ通知に対処しないとヤバイということではないだろうか。
PCでの視聴は20分~15分ほど自分で次の動画を探す手間が面倒だということで長かったが、スマフォで動画の裏で動いてるアプリにたいして意識を向けなければならない。 - どれだけ早く返事を返すかが親密度であったり、祭り感の演出であったり、人とつながっている感が得られるかは携帯が出てきてからずっと続いており、今でも有効。
- YouTubeの30秒のスキップできないCMに対しては、動画の尺が短くなっていくのに相対時間が長い。テレビの感覚ではない。
スマフォ片手にテレビを見ている場合は、テレビ側で30秒奪うことはそれほど意識されないだろうが、スマフォ側はパーソナルなものであり、他人とつながることの方が価値が高い。 - スマフォ世代が10秒以下の、極端に短い動画に詰め込むのも同様。
短い動画の方を好む人が作る側に回るのだから、短い方がよい。 - スローモーションのような尺が長くなるような動画はネットには向かないのではないか。
あくまでシーンを切り取るためにあり、スマフォにスローモーション用の機能が付き始めても、表現手法としては合わない。 - テレビでもYouTubeを見ることが出来るので、
そういう場合は尺の長い方がよい。
スマフォの画面にSNS出しつつ、テレビに対しても無線で送信出来るようなことになれば、探し方は変わるかと思われる。 - "動画の綺麗さ"は重要ではあるが、通信料がかかるので必要以上の画質はいらない。
あと自然な風景が綺麗に撮れるというカメラ的な宣伝はおそらくズレている。
動画を探すときに "誰が写っているか" の方が重要度が高いのであり、顔が写っていないサムネイルはそもそもクリックされない。
日本においては "誰" は2次元のキャラも含まれる。
リアルな人間もYouTubeに出ているときは、わかりやすいキャラを演じているので3次元だろうが2次元だろうが認識は変わらない。 - なぜ動画の重要度が上がってきたのか。
写真だと加工がしやすくなったのでリアルではない認識がある。
"リアル" は写実的ということでもなければ、真実が写っているという意味でもない。
見る側に親近感がわくかどうかであり、見る側と同じ世界にいるか、もしくは視聴者の理想の中にいる世界である。(ただし生活感とは異なる)
写真の加工はBeautyPlusであったり、Snowであったり、B612であったり、アプリで簡単に出来るようになった(と思われている)
実際には理想形にするには難しい。Photoshopならなんでも出来ると共同幻想が出来上がっているが誰もを騙せるくらいに自然な見た目にするには編集前の素材撮りの段取りやクオリティや編集のスキルが必要である。 - 1つのアプリでは簡単に見る側に何を使ったのかがわかってしまい、これはリアルではない。
見る側からすると手順が見えないように、見せる側が騙してくれと思っている。
加工に複数のアプリを使うのが当たり前になっているのはここから来るのだと思われる。
”盛る” 作業が、擬態であることと関わってくる。
自分が所属するグループ外からは同じに見えるかもしれないが、グループ内では同じであってはならず、要は服がペアルックになってはこっ恥ずかしいわけで、
アプリで盛りたいが全く同じになるとこっ恥ずかしいのである。 - 動画も同様であり、複数のアプリで編集しないといけない。
- 10秒の動画に複数のアプリを使用して加工するのに30分くらいかかると思わる。