今後のカメラの検討
- カメラの販売台数が少なくなっていくと、カメラの代金が上がっていく。
中古カメラ市場への需要が高くなり、昔のハイエンドなどの機種に人気が集まってくる。 - 価格が上がっていくに従い、若い人は参入しにくいので、若い人は写真で新しい軸が出てくれば参入してくるが、若い人が買えないハイエンド機だけの軸しかないと離れていく。
- 若い人はパソコンを持っていない人に関しては、パソコンがないと使えないような高画素機は不要。
良いカメラはいい写真が撮れることであり、いい写真とはSNSで話題になることである。自分の価値軸を持っている人は少ない。 - DxOはカメラを買う人が参考にする資料になるが、SNSで話題になるための写真が撮れる評価軸ではない。
- 男女が絡み、炎上するための燃料がそこかしこにあり、これなら炎上しそうだというクラスタ内では、カメラの性能競争が出てくる。
腕時計などと同じで、性能が良いというのでは評価されない。SNSで話題になっている人が持っているカメラがいいと評価される。 - スマフォと連動できないカメラは購入対象ではない。
SNSで話題になるためには、リアルタイムで同じ時刻を共有しているということが重要なのであり、スマフォですぐにSNSに投稿できないと、カメラ体験としての価値が低くなる。 - 中国のようにメンツが大事な社会では、外からぱっと見て”高い”とわかるカメラは重要だが、性能に関しては最低限の条件をクリアしていればいい。
撮った写真がお金になるような状況になれば話は別だが、まだ写真単体で価値が出るような状況にはなっていない。
写真がなければビジュアルでダメだということは認識されているが、自分が撮る、もしくはプロに頼んで撮ってもらうというのは、価格が高く。
無料のフォトストックの方がいい。
売れるのは、撮った人が有名であるなど、写真の良し悪しで価値が決まるのではない。 - スマフォとカメラがより広帯域で通信が出来るようなカメラは、使われ方も変わる可能性はある。現状はホールドが悪いとか確認するのに時間がかかるなどがネック。
写真を見る最終デバイスがスマフォであるのであれば、背面液晶で見るよりも、スマフォで見る方が価値がある。(失敗する写真が少なくなる)
テザー撮影はPCとやっているが、スマフォでする方がいい。 - カメラの付加価値用途としては、たとえば自分が好みの写真を予めスマフォアプリに入れておき、撮影するときにカメラ+スマフォでアドバイスをしてくれるもの。
- 女性向けなどでは、どれくらい盛れるように撮れるか、オシャレに撮れるかが重要であり、メーカーの考えている色合いが良いわけではない。
スマフォで普段見ている写真が最高であり、そこから外れた写真は評価されない。 - IMAのような写真を勉強した人の界隈で話題になるような写真は、一部の人には評価されるが、SNS向きではない。
ぱっと見て1秒でリツイートするかしないか判断が出来る写真が価値がある。
写真を撮る側よりも、多くの人がリツイートしている写真をリツイートする方が体験価値が高い。