IT系メモ

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座屈荷重

長さがLの柱に荷重Pが作用している場合、最小の座屈荷重P_{min}


 P_{min}=(X_{min})^2\frac{EI}{L}


で表される。ここでEはヤング率、Iは断面2次モーメント。またX_{min}は超越方程式


\tan X- X=0


の正の最小解。

なお座屈とは柱の軸方向荷重が増加した際、ある荷重で横変形が起こることをいう。


柱の上方向をx、柱の横のたわみをyとすると


EI\frac{d^4y}{dx^4}+P\frac{d^2y}{dx^2}=0


が成り立つ。この一般解は


y=A\cos\frac{X}{L}x+B\sin\frac{X}{L}x+Cx+D


となる。
ここで下端を固定支持、上端を回転支持とすると、解の必要条件は


\tan X-X=0


が成り立つ。この最小解X_{min}から、最小の座屈荷重P_{min}が求まる。