情報収集とアウトプットの効率化が数年進んでいないような気がする
自分で検索するよりも、自分好みの情報を発信している人をフォローする時代
情報が多くなると、そこから有益な情報を得るために、フィルタリングも進化していくという話がある。
WWWCからWeb2.0時代にRSSとなり、Twitterで自分好みの情報を発信してくれる人をフォローするのと同時に、グノシーやスマートニュース系もチェックするような感じかと思う。
エンジニアの人であればSlackなども活用しているのではないだろうか。
昔だとRSSをどれだけ消費するかとか、そういう話が定期的に話題になっていたが、もうそういう時代ではないのだろう。
それにRSSをチェックするのに時間がかかってしまうので、情報感度の高い人がフィルタリングをしてくれる方が便利なのだと思われる。
とはいえ、Twitterで話題になっているようなことにどれくらい価値があるのだろう。
Twitterで炎上することで世の中が少しでも良くなればという話もあるが、もう何回炎上しているのか。
周りが盛り上がっているから流行に乗り遅れないようにしないと!という感じなのかもしれないし、コンテンツがなにもないとコミュニケーションができない時代なので、共感できるような内容であればなんでも良いのかもしれない。
情報収集して色んなことを知っていても価値がない
コンテンツよりもコミュニケーションに価値が出てきた時代、いくら情報収集していて、他の人が知らないことを知っていても価値はなく、多くの人が知っていることを話題にする方が価値がある、ということではないだろうか。
Evernoteも一時期に比べて盛り上がりにかけてきた。
スクラップブッキングをしてもっておけば活用するときがある、という感じだったのだろうが、常に新しいことを求めているので、そもそも貯めた情報にアクセスしない。
そんな人も少なくないように思われる。
キュレーションの次のツールが生まれていない
キュレーションのためのツールはいくつか出てきたが、思考するためのツールが生まれてきていないということかと思われる。
「お前の意見を表明することなんて望んでいない。俺の望む情報さえリツイートしてくれればいい」という状況であるし、そんな思考ツールを作ったとしてもどれくらいの人が使うのか、というのもある。
アウトプットにかかる時間が短くなっていない
消費されるスピードは上がっているのだろうが、アウトプットにかかる時間は減っていないように思われる。
効率的にアウトプットできるツールがない中、どうするかというとコピペに向かうのも自然な流れのように感じる。