人検索について
Googleを使った検索結果が知りたいことが出なくなって久しい。
SNSで発信される情報に対応できていないのか、SEOが発達したからダメなのか、そもそも集合知に期待するのが間違いだったのか。
自分が欲しい情報は、人にフォーカスするようになり、ある人が言ってるから信憑性があるだろうとか、いち早く情報を取れるとか、アカウントを分けてくれるのでフィルタリングを自分で頑張らなくていい、といった感じか。
だが読み手やフォロワーの反応が目に見えてしまうため、オーディエンスの望む答えを用意するだけになっている感じもある。
とはいえ、まだ地道に検索をかけるよりも、Googleがこの人はどうか、と紹介してもらう方がマシな感じもする。
「私たちはアルゴリズムではない」という時代はくるか
すぐさま反応してしまう状況になった場合、因果関係はともかく、どういう反応を人が示すかはわかっている。
動物化、感情化といったものの話だ。
サーバーでAPIを叩けば現実空間で多数の人間が反応してしまう、いうわけだが、コストを考えると高くつく。
- サーバー側の処理に比べて人を間に挟んでしまうとレスポンスが遅い。
10000人などの反応をまって次の処理をするのでは時間がかかる。
→反応さえわかってしまえば、次回以降はモデル化してしまうのではないか。 - 何かしらの報酬を払わなければいけない。
お金ではなくていいが、ポケモンが出るなどのデータでいいとはいえ、コストはある。
脳の報奨系に直接信号を流してもいいが…。
そういった先にあるのは、「私たちはアルゴリズムではない」と叫びたくなるのではなかろうか。
人工知能の育成について
言葉の意味は、教えられた回数が最も多いものを採用する仕掛けにしていた
ということなので、
「結果的にはグレーな子が育ったと思う」
ということだそうだ。
さて人間の子供の場合では、約10万人を相手にすることはない。
コミットメントの多い人の影響を受けるというところは同じかもしれないが、実際に覚えたことを使ってみて、周りの反応を受けて徐々に取捨選択していくのだとは思う。
10万人もの相手をしていく場合、上手く作ったとしてもタレント化していくのではないか。
実際に会話をしているのはA.I.側からすれば数百人同時に行っていることになるわけだが、会話の内容としては相手に合わせている。
つまり一つの人格ではなく、分人化しており、性格は一つにならない。
A.I.にこう反応して欲しいというのを教えていくわけなので、タレント化するというかんじだ。
相手のTwitterで最近話題にしていることなどの反応を見つつ、その人以外の人で同じようなことをサンプリングしてきてつなぎ合わせるだけで、相手がこう反応して欲しいというのが出来るのではないか。