書店なくなっているらしい
理由はこんな所ではないだろうか
- コンテンツ(ネタ)を通じてコミュニケーションを取るのに価値が移っている。
ネタは条件反射的に賛成/反対が明確なものの方が良い。
またネタは毎日沢山提供されなければならない。
本はネタの提供頻度が低い。 - 本を1冊読むのに時間がかかるわりに、コミュニケーションに使えない。
本の内容を口頭で数十分話す・聞くなんてことは、コストが高い。
(新聞を皆が読んでいたから自分も読むのと同じ外部圧力は少なくなった)
簡単に読んで出来るのであればYouTuberが毎日本をネタにするだろう。 - 他の人に勧めるのに本は向いていない。
長時間相手を拘束するため勧めにくい。また万人向けの本は存在しない。
(プレゼントに本を買って送るという人はもういないだろう) - 本の内容はネットで2ヶ月遅れくらいで要約が出てくる。
ネットが最先端ではない場合もあるが、その2ヶ月の時間に対しての本代に価値を感じられなくなっている。
またネットの方がコンパクトに纏められているので、ネタを大量に消費したい人には向いている。 - 本を買って失敗はしたくない。売れている本はより売れる。
- 自分の知らないものを知ることに対して重要度が減った。
ほぼ知っている内容のものが購入されるので、売れる本を作ろうとマスに受け入れられる内容の”あるある”ばかりになり、新鮮味がなくなっている。 - 本を読んでも儲からない。
AmazonのKindleで、アフィリエイトや転売など、本を読んですぐにお金になりそうなものは読まれている。 - 本の内容が既にネットを読んでいるのが前提のことが多い。
その時期のネットの空気感を知っていないと理解できないことが多々出てくる。
そこから時間をかけてデータ分析して、というものではなく、ネットで沢山ある意見の1つの意見をお金を出して読みたい人はどれくらいいるのだろう。