IT系メモ

興味のあったことや、勉強したことなどをメモしていきます。

専用A.I.でペイ出来る金額

ディープラーニングは演算量で勝負しているわけですが、いかんせん演算処理にお金がかかりすぎています。

個々人に合った提案をしてくれるようなパーソナライズされたA.I.が出てこない限り、A.I.側に人間が合わせていくことになるはずですが、パーソナライズA.I.を使った場合の利益はどれくらいになるのか。

4000円の物を売るために、A.I.の演算をしていたのであればペイできないでしょう。

車、医療関係であればペイ出来るはず、というので動いているのだと思います。

広告モデルの代わりに、遺伝子であったり病気であったりのデータを提供することで、低価格なサービスを代わりに受けることが出来るというのもあるかもしれません。
生体情報を渡すものの直接そこからのメリットはペイできないのでないのですが、製薬などのデータが必要な部分に売り渡して利益を上げるビジネスモデルです。

10万までであれば周りが使っているので仕方なく買う、といった感じだと思うのですが、賃金の上昇が期待出来ない以上、万人がA.I.のメリットを受けることは出来ないのではないか、という予感がしています。

CPUの代わりにGPUが出てきて、HDDの代わりにSSDが出てきていますが、演算にかかるコストが下がるのはあまり期待できないなという予想をしています。
FinFETからナノワイヤタイプに切り替わっても電力効率がよくなるくらいですし、3次元に積み上げる方式もコスト面が悪いということで、2.5D/2.1Dといった方向にいかざるをえない状況です。

じゃあ別のはというと、量子コンピュータもすぐ使えそうなものは冷却にお金かかりすぎていますし、光コンピューティングも微妙。HPのThe Machineのような新しいものでフォトニクスでなんとかなるものなのか、疑問もあり。