コンピューター で「 脳」 が つくれるか を読んで
一般的なイメージされていると思われる、人間のように振る舞うような人工知能は、「汎用AI」であり、ディープラーニングなど今流行っている技術の延長は「特化型AI」であって、現時点の技術進化をそのまま進めても「汎用AI」にはたどり着かない、とキチンと前置きしてあります。
とはいえタイトルは「汎用AI」なわけですが、汎用AIについては記述が少ないです。
そもそも皆、特化型AIを狙った情報が多いので当たり前ではあるのですが。
現状の熱狂的な盛り上がりに対して一歩引いたところで俯瞰しながらも、将来的には期待できるという内容になっているかと思います。
ディープラーニングなどで今すぐお金になる方法を探している人については、そんなすぐに使える情報があるわけではないです。
なのでそういうのを期待している人は肩透かしを食らうかもしれません。
ディープラーニングの先には、メモリスタなどを使ったシナプス素子など、幾つか出てきているので、そちらについての記載もあるかというとそういうわけでもないです。
今すぐ実装系の話になると、やっぱり機械学習プロフェッショナルシリーズを読むしかないですね。
スパース性に基づく機械学習 (機械学習プロフェッショナルシリーズ)
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