iPadがもたらすWeb革命
iPadは電子書籍が普及するためのインフラになることばかりに注意が向けていたのですが、それよりもすごいことに気づいてしまいました。
iPadは電子書籍端末ではあらず
今回iPad向けにiWorkが発表されます。このiWorkに含まれているPagesがWeb革命を起こすのではないかと考えています。
Pagesはワープロソフトとよく説明されるのですが、簡易組版ソフトと思っています。
どんなことが出来るかというと、写真を傾けたり重ねたり、写真の周りに文字を流すことができるんです。それをテンプレートによって簡単にできるんですね。デザイナーさんが考えたデザインに写真と文章を入れ替えるだけで美しいベージュデザインが出来てしまうわけです。
これがなぜWeb革命に結びつくのか。iPadでは当然このPagesでデザインしたファイルを読めるわけです。これがブログの代わりになったらどうなるか!
ブログはマウスでスクロールをすることを前提に作られていましたが、これからのWebは指による拡大縮小とベージをめくるという行為に切り替わるんです。これは大きな違いじゃないでしょうか。
iPad対応のPagesがどんなものかまだわかりませんが、タッチパネルによる手描きが出来るでしょう。すると組版した記事に手描きで自由にコメントを書いたりデコレーションが出来るわけです。
またRSSの仕組みも変わってくるかもしれません。毎日同じデザインだと飽きてきてしまいます。更新されるのは記事だけだから、文章と写真さえ見れればいいよと。
しかしPagesのテンプレートを使ってやれば毎日デザインを変えることができるんですね。Webに転がっているフリーのテンプレートをもってきてもいいし、時間がある時に自分でデザインしてもいい。
なによりCSSやHTMLなどの難しいことを覚えなくていいんです。写真を傾けるのも移動させるのも人差し指だけでできるんです。この手軽に高品質のものが出来るとなると、自分もやってみたい!って思いませんか?
iPadはWeb広告も変える
これまでの広告はサイトの横や記事の横に表示されるだけでした。しかし、これからはページをめくるという行為が加わります。するとこれまでの書籍のようにページとページの間に広告を載せることが出来ます。
iPadの画面の大きさが決まっています。これは広告を出す側にとっても大きいのではないでしょうか。しかも「続きはWebで!」が既に端末がネットに対応しているからスムーズです。
毎日書いた記事をそのまま電子書籍に
ブログの書籍化はこれまでにも何度も起こってきました。だれでも本を書きたいなぁと思いつつもハードルが高かったんです。それが毎日コツコツとデザインして文章を書いたものがなれば?
デザイナーがデザインしていたのを個人でできるようになるんです。数日間分は無料で読めるけど、過去の記事は電子書籍で販売なんてビジネスも生まれてくるかもしれませんね。