IT系メモ

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イルミネーションを綺麗に撮影するには

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この時期になるとイルミネーションが綺麗なところが沢山あり綺麗に撮影したいと思うことがよくあります。
有名なところでは神戸ルミナリエ、大阪天王寺のHoopなどが綺麗ですね。

そんなキラキラしたイルミネーションを綺麗に撮影したいと思うのですが、実際にカメラで撮影すると寂しい感じに写ってしまいます。
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イルミネーション撮影で定番と言われている持ち物は以下になります。

  1. 三脚
  2. クロス、スノークロス、サニークロスフィルター
  3. ソフトフォーカスフィルター
  4. ソフトフィルター

三脚を使えば手ぶれを防止できます。ルミナリエ会場でも三脚を使ってらっしゃる方が沢山いますね。ただ人が多いところだと広げると場所を取ってしまい、なかなか使えないものです。

しかし三脚を使っても自分の思ったイメージ通りの写真を撮るのは難しいです。上の2番目の写真は三脚を使って撮影しているのですが寂しい感じがします。何がダメなのか考えてみました。

  1. イルミネーションが束になっているところを撮影していない
  2. 見ているほど光が優しく広がらない

ズームレンズを使用しているのですが、キラキラしたボケができませんでした。自分が使っているレンズはマクロズームなのですが、フォーカスが無限遠になるため全体にピントがあった状態になっています。
イルミネーションにレンズをいっぱいに近づけて、ピントを遠いところに合わせると丸ボケが出るのですが、残念ながら自分が持っている三脚では高さが足りないためにすることができませんでした。またズームレンズの焦点距離は70mmが最長だったため、丸ボケを作るとどこにもピントが合わない写真になってしまいます。
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反省をまとめると以下になります。

  1. 焦点距離は300mmほどの長いものを持って行く
  2. 三脚は170センチくらいのものを持って行く


キラキラした写真を撮影するにはクロス、スノークロス、サニークロスフィルターを使います。
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上の写真はスノークロスフィルターで撮影したものです。点光源に当てると十字に放射状の光条ができます。クロスフィルターなどを使わなくても光条は出てくるのですが、強い光でないと出にくく、絞りを絞らないと出てきません。また絞りの羽の本数によって出てくる本数が代わり、絞りの羽の枚数が偶数なら等倍、奇数なら2倍の光条がでます。

絞りだけで撮影しようと思うとシャッター速度が遅くなってしまい、撮影するのに時間がかかってしまいます。シャッター速度が保てるくらいの絞りで撮影しようと思うとクロスフィルターなどを使った方が便利ですね。

ただクロスフィルターを使って丸ボケを狙うと、フィルターにつけてある溝が写ってしまいます。
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左下辺りの丸ボケの中にいくつも筋が見えるかと思います。


ソフトフォーカスフィルタはピントを甘くすることで光が広がっているように写すことができるフィルターですが、残念ながら自分は持っていません。

ソフトフィルターは全体に霧がかかった感じに撮影ができます。
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このように点光源がぼやけて見た目に近い感じで撮影ができます。今自分が気に入っているのはこのフィルターです。
ネットを探してもなかなか自分が思っているイメージに近いイルミネーション写真がないのですが、このフィルターを使えば近づいてきました。

ちなみに2番目の写真以外は三脚を使わずに手持ちで撮影しています。自分はまだ一度でフレーミングができないため、色んな角度から撮影して決めるのですが、そのときに三脚を持っていると動きにくいため、あまり持って出かけていません。