セカイカメラに思うこと
セカイカメラがiPhoneアプリに登場してしばらく経ちました。AR技術はメタバースとしてのセカンドライフの失敗、次の時代を担うデジタル技術は何だろうと模索していたところに、電脳コイルというアニメによって、分かりやすく提示されたのが2007年〜2008年。「『スノウ・クラッシュ』から『電脳コイル』へ」(4Gamer)の記事が出たのが2008年でしたね。
それから1年以上経って実際にモノとして形になったのは喜ばしいことです。
(AR技術を使った製品は少し出ていましたが、本命はセカイカメラでしょう)
ARの最先端はセカイカメラ?
電脳空間カウボーイズで言われていたように、現実を拡張するだけなら、カーナビがARの最先端を行ってるわけです。わざわざ電池の消耗が激しいiPhoneで行わなくてもいいんですね。自分も言われて、なるほどと思いました。
impressの「ケータイ+AR」の現在と未来にも映像を使わなくてもいいじゃないかという指摘がされています。
ARを使って何がしたいのか
上のimpressの記事の最後にもこう書いてあります。
ARならではの「見せ方」が生きる分野、たとえば広告やファッション、情報サービス、ゲームなどで活躍する
この見方は正しいと思っていますが、セカンドライフの失敗を考えると一時的な盛り上がりの後に衰退すると思います。インターネットのようなインフラになる為には、もうしばらく広まるまで待ってほしいなぁというのが正直なところです。
しばらく待ってもらっている間に、ARで何がしたいのかを考えて実現する必要があると思うのですよ。
自分としては街を活用できるようになればなぁと。
ARで街を活用する
街の情報ってネット上ではなかなか見つからないんですよね。自分がやってるのはyahooの地域カテゴリで調べるか、googleのブログ検索に「開催」「イベント」「日時」を入れてイベントの検索でしょうか。あとはeventpage.jpでしょうか。自分はイベントを探すのが下手で終わって誰かが記事にしてからしか気づけないので、面白そうなイベントがあっても逃してしまいます。それが先に見つけられればなぁと。