工学倫理
A自動車で7月から販売される新車のブレーキの開発を行っています。7月から販売するためには4月末には開発を完了する必要があります。すでに、安全基準を満たすブレーキはできていますが、そのブレーキは認められた価格を大幅に越えています。新たなブレーキを作るには再設計、試作、評価で3ヶ月必要とします。次の設計、試作、評価でうまくいけばぎりぎり間に合います。あと少しがんばればうまくいきそうな感触は持っていますが、あと1回でうまくいく保証はどこにもありません
- グループとしての結論をだす
- 次回グループの意見を発表(パワーポイント、紙の資料など)
- 指定日までに各自の考えをレポートとして提出
ブレーキの開発担当技術者であるあなたはどうしますか?(技術者としての責務、上司・組織への対応等をかんがえてください)
- 開発する
- メリット
- 社内の技術力が上がる
- 特許を取得できるものが開発されるかもしれない
- 安全基準を満たしているものがあるため、大胆な設計を
- メリット
行うことができる
-
- デメリット
- 開発に時間・労力・開発費がかかる
- 期間内に開発できないかもしれない
- 認められた価格に抑えることができないかもしれない
- 方法
- 原材料で価格の安いものを探す
- 形状を工夫することで安全基準を満たしつつ、コストを下げることができないか
- 理由
- 時間があるのでやらないよりやったほうが良い
- 失敗しても今開発しているものは安全基準を満たしているので、失敗してもこれを利用できる
- 上司への対応
- うまくいきそうな感触をきちんと言葉にして伝える
- 他の部門の技術者をまわしてもらい開発力を強化する
- 途中のプロセスを飛ばすことはしない
- 開発に失敗したときの対策
- デメリット
- 開発しない
- メリット
- 開発にかかる時間・労力・開発費を別のことに利用できる
- デメリット
- 現在のブレーキでは価格が高い
- 社内の技術力が上がらない
- 方法
他社から供給してもらい、基準をみたすかを見当する(上司の立場に移動:1/20:01:05)見当するために時間がかかる自社で開発した方が安く済むかもしれない
- 基準を超えた分を価格に上乗せする
- 付加価値を付けられるわけではないので難しい
- 商品競争力の低下
- 利益を抑えて、価格を据え置く
- 収益率の低下
- 他の部品でコストを下げられるところがないかを見当する
- 上司への対応
- 開発にかかるコスト・時間などを見積もる
- メリット
発表のためのデータはFileBankに上げておきました(1/21:03:55)
見られなかったようなので、再アップ(1/21:20:00)
もし、あなたが開発担当者の上司なら、期限内に認められた評価以下で、安全基準を満たすブレーキを開発するためにどうしますか?(組織、体制、技術者への対応等を考えてください)
- まず技術者に期限以内の改良の具体案を報告させ、それが可能であるかどうかを判断した上で、無理なら自社での開発以外の方法(他社から供給してもらい、基準をみたすかを見当する)を検討する。
- コストダウンを効果的に進めていくために、原価を把握し、高コスト部品や高コスト工程を重点的に改善する。(1/21:17:04)
- 原材料や部品の標準化の徹底(1/21:20:10)
- 何%低減など、要求事項の達成に必要な新規の開発項目を明確にし、機能別・部品別に設計目標原価を決定する(1/21:22:10)
- 作りやすさを意識して設計し、不良の未然防止を図る(1/21:22:10)
- 設備改善をするとコストアップにつながるので、まず作業改善を図る。(1/21:22:10)
- 外注部品について、形状、材質、公差、精度、表面加工が適当か、また包装、運搬の方法について無駄がないかをチェックする
- オーバースペックな部品がないかをチェックする
Keynoteで作成。要QuickTime。16.4M(1/25:22:09)