IT系メモ

興味のあったことや、勉強したことなどをメモしていきます。

昨日のACCESにPalmが買収された件に関してACCESSの大石氏へインタビューがされてます。(ACCESSに聞く「なぜ、Palmを買ったのか」

携帯アプリケーションもリッチになりつつあり、携帯のアドレス帳をサーバと同期させる時代になった。こうしたアプリ開発は、Palmはお手のもの。我々と組めば、補完関係が築けると考えた。

Palmでキーワードになるのは、「デベロッパーコミュニティ」だと考えている。

う〜ん、Linuxベースで作って開発費を押さえることができるとかはいいんです。ただauのBREWのように完全に個人を排除してしまうとコミュニティは育たないんですよね。au自体はブランドが確立しているのでいいのですが、実験をし新たな可能性が生まれる芽を摘んでいる気がしてならないんですよね。それで漠然とではあるものの、携帯の限界ってのを感じてしまうんです。お財布携帯や次世代高速通信などの新技術を詰め込んで、表面では明るい感じがするものの、お財布携帯は普及こそしているものの、実際に使っている人が少ないのが現状ですし、通信ではいくら速くてもPCの方を考えれば、流すコンテンツがないまま、Blogのような個人からのコンテンツ(のようなもの?)配信を待つだけになってしまう。確かにBLogのようなコミュニティ形成を促すツールはキラーコンテンツに成りはするものの、構成員自身が作っていることもあって、そこから収入を得ようとすると難しくなってしまう。コミュニティにお金が絡むと、どうしてもぎこちなくなってしまってコミュニティが崩壊するのはみんな知ってますからね。まぁ、そんなことからアフィリエイトなんていう個人がリスクを取らなくてもいいものが生まれてくるんですけど、始めは画像などを使うことが許されることでコミュニケーションの促進に役立ってはいたものの、最近では過剰になってしまって阻害している面の方が強くなって来ます。で、auのBREWのようにリスクを取ったときのみ利益が得られるような仕組みが考えられるのですが、これはやはり敷居が高過ぎ、コミュニティ形成がされない。
やはり問題なのは電子マネーが現金より価値が低いことなのでしょう。効率化を図って浮いたコストを客に還元するという名目でポイントを付けたりしてますが、完全に数字だけの世界じゃ電子マネーとポイントの価値の違いなど考慮するのは難しく、電子マネーが現金より価値が低いといってるようなものです。それにより、ネット上のコンテンツの値段を下げるしかなくなって、質の低下をも引き起こすことになります。この質の低下を防ぐにはAppleのようにコンテンツで儲けるのではなくて、あくまでiPodのように形のあるもので利益を得るシステムしかなくなるわけです。このことはiTunes搭載携帯から音楽がダウンロードできないなど利便性が損なわれます。
で、やらなきゃいけないのが、OSや通信は完全に後ろに回ってコンテンツの価値を下げてはいけないこと。通信料が固定になったことで、わざわざ通信をやってますよって主張しなくていいんです。


う〜ん、これに関してはもうちょい考えないといけないなぁ。