IT系メモ

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OSの役割とは
人が計算機を利用するに当たり、直接ハードウェアを制御するとは困難である。そこで論理化、抽象化することで利用者が仕組みを理解しなくとも、計算機を利用することができるようにするのがOSの役割である。OSの役割の主なものに

  1. 使いやすくする
  2. 効率的に使う
  3. 資源を共有できるようにする
  4. 論理的なマシーンを提供する

がある。
使いやすくするとは、ハードウェアを直接利用しないで、例えばマウスなどの外部インタフェースを利用者にサービスすることをいう。計算機の中では、メモリーからプログラムのコードとデータを取り出し、CPUの中でそれらを解釈し処理をする。インタフェースの動作に連動して、それらが実行されるように制御するのがOSである。
効率的に使うとは、計算機を複数の処理を同時にできることをいう。複数のアプリケーションを実行した際、一つのアプリケーションを操作している後ろで、別のアプリケーションを処理することができる。
資源を共有できるようにするとは、計算機は人が知覚できるよりも早く処理することができるので、複数の人が同じ計算機を利用しても、あたかも一人で独占して利用しているようにできることをさす。
論理的なマシーンを提供するとは、内部で計算機がどういった処理を行っているかを利用者が考えることをしなくてもいいようにしていることを指す。

これらを実現するために計算機は階層構造を採っている。一番下に資源としてのハードウェアがあり、その上にOSが存在している。またその上に応用ソフトウェア(アプリケーションともいう)が存在している。一番上には利用者がおり、OSまたはアプリケーションに対してやりとりを行うことができる。