Webの権威主義の話
- 近代国家以前から、情報が集まるところに権力が集まっていた。
穀物の収穫量を多くする方法を知っている方が権力となる。
意思決定には正しい情報が必要である。 - 書籍の正しさも長期的に見ると危うくなってくる。
ネットの情報を元に書籍を書いているのも既に多いし、かといってネットに載っていないことを書けるのは、既に権威があり、特別な情報を得られる立場にある人である。
(今だと暗号通貨の決定権を持っている人の近くにいれば儲かるだろう。iPhoneの情報をリークする人もそうだ) - 1人の情報処理能力は、たかがしれている。
組織的に情報を処理しているところに勝てるだけの、処理効率をあげるソフトは存在しない。 - Googleからすると、日本語の情報で役に立ったところでメリットはない。
日本語でしかプレスリリースを書いていないが、世界に通用するような技術があるかもしれなかった時期は、日本語の情報を引っ張り上げる必要があったが、もうない。
Googleの中の日本人がネットに上がってこないような組織には何かしらかの手段でどういう情報があるのか引っこ抜いてしまっている。
(人材引き抜き、買収提案、組織の検索結果、協業提案、人脈etc) - 日本語のニュースではGoogleやAmazonの割合が多い。
そして英語のニュースの翻訳であり、資金を出して良くする必要はない。
(Google日本法人の社員も英語であればなんとかなる人ばかりだろう) - さすがに人命に関わるようなことに関しては、倫理観で対応したのだと思われる。
- 国家が行うインテリジェンスのように、日本語でしか書かれていないが、将来的にGoogleもしくは英語圏に役に立つような場合は、日本語の精度も良くなってくる。
- Googleが中国に攻め込もうとしているのは将来的に利益になると考えているから。
ソフトバンクくらいの大量の資金が日本国内の企業に動いていることが、定期的に話題になっていれば、知るために日本語検索も良くなると思われる。
(Googleへ投資している人が日本語の情報を知りたいと思うかどうか) - 日本のアニメやゲームに関しては、ベイブリッジ的にいらない子扱いかと思われる。積極的に見たくないにも関わらず、米国に売り込もうとしていたりするので、嫌われているのではないか。
(Google的にお金さえ落としてくれればよい) - 数年先の英語圏にないビジョンを書いている人が日本にいるかどうか。
ジョブズが日本ゆかりのことを引っ張ってきていたので、何かしらかお金になりそうだと思って注力していたのだろうが、おそらくもう日本から世界に通用するようなものはない、と考えられているのではなかろうか。