IT系メモ

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ペンタ 645D 2014(仮称)について

CP+にペンタックスが645Dの後継機を展示しており、デジカメWatchに記事が上がっています。

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140214_635195.html

 

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まだ具体的なスペックが出ていないのと、CP+の説明員も具体的な数値は控えるように言われているようです。

デジカメWatchで気になったのは、センサーについてですが、PhaseOneと同じセンサーを搭載しているという点でしょうか。

 具体的には、イメージセンサーについて「すでに発表されているフェーズワン社のデジタルバックと同じものを使っている」ことを明らかにした。センサーサイズも645Dの44×33mmから変更するが、フォーマットの都合から、大きくは変えないという。

これをそのまま信じるとなると、ちょっと不思議な感じです。PhaseOneのIQ250のCMOSセンサーは、44mm×33mmです。ペンタックスが持っている中判レンズは44mm×33mmのセンサーで35mm換算するとちょうどいい焦点距離ばかりを揃えているので、ここからフォーマットの大きさを変えるというのが不思議な感じです。

価格を抑えるのであればセンサーサイズを小さくするのでしょうが、量が出れば出るほど価格が下がっていく半導体において、わざわざペンタックスのためだけに別管理するかなという気がします。

さて価格なのですが、PhaseOneのIQ250がデジタルバックだけで472万で、ペンタックスはまだ発表していません。3月に正式発表をするというハッセルブラッドのH5D-50cはボディとデジタルバックのセットで260万だそうです。http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140214_635274.html

あとはセンサーは14bitで内部処理は16bitで行うということらしく、CCDの中判の色合いがどこまで出てくるのかわかりません。

とはいえPhaseOneのIQ250でも16bitとは記載していないので、同じなんでしょうね。http://www.phaseone.com/en/Camera-Systems/IQ2-Series/IQ2-Specifications.aspx

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一番右がIQ250です。

 

ペンタックス、PhaseOne、ハッセルブラッドと同じソニーのセンサーを積んでいるという噂ではあるのですが、既にPhaseOneとハッセルブラッドで価格差が大きいので、ペンタックスがどのような価格設定をしてくるのかが気になるところです。

ペンタックスの中判レンズでは、HD PENTAX-D FA645 MACRO 90mmF2.8ED AW SRという、中判では類を見ない手ぶれ補正付きのレンズがあること、他にも使いやすいズームレンズがあることを考えると、価格しだいではPhaseOneとハッセルブラッドを食っていけるのかもしれません。現行品で一番ネックになっていたテザー撮影も対応するようですし。

現行品と変わらない価格帯の100万円を切ってくれば、相当数が移るのでしょうね。