IT系メモ

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フルサイズAマウント機「α99」発表

ソニー、EVFになったフルサイズAマウント機「α99」

 


α99 from Sony: Official Video Release

 

フルサイズの一眼レフカメラではニコンのD800/D800E、キヤノンの5DMark3が発売されて半年近く経っており、フルサイズ機が欲しいと思われるハイアマチュア層が手に入れており、どれだけ売れるかなぁという感じがします。

 

自分も元々はα350、α55とソニー一眼レフからカメラの世界に入ったので、ソニーからフルサイズが出ると言われてからかなり待っていました。次のフルサイズが出ると言われてから2年近く経っているのではないでしょうか。その間に自分は待てなくてキヤノンユーザーになったわけですが…。

 

機能は参考元の記事を見てもらうとして、ソニーらしさが出ていると思います。5DMark3で動画を撮るときには、背面のモニターが動かないことがあり、外部モニターを付ける必要が出て来るのですが、外部モニターは7万くらいのものでも解像度が低かったりで、使っていて快適とはいえません。

 

α99なら背面液晶が動きますから操作性は良くなりますね。ステディカムを使って揺れを抑えるとしても外部モニターをつけると重くなりますから(特にモニタ用のバッテリーで)、快適になるのではないでしょうか。

 

あとは動画撮影中にもフォーカスを合わし続けてくることでしょうか。一眼レフで動画が撮影できると言っても、フォローフォーカスを付けて構図役とピント合わせ役の二人がかりでの撮影は、個人にはできないので、一レベル違った動画を撮影するにはオートフォーカスはかかせないです。5DMark3には出来ない芸当ですね。ピーキング機能まで搭載しているようなので、動画撮影者には嬉しいところです。

 

動画ばかり気になってしまいますが、肝心の写真の方はよくわかりません。既に公式サイトには作例があるのですが、他のフルサイズと比較するにはもう少し作例が欲しいところです。

画素数ではD800に負けてしまいますし、高感度では5DMark3に負けてしまいます。トランスルーセントミラーで連続撮影枚数で勝負してくるのかと思っていたのですが、ずば抜けて多いわけではありません。

AFポイントもずば抜けて多いわけではありません。

 

とはいえダイナミックレンジが広がっているらしく、±5EVで露出が決められるようにサイトでは読めます。

AF速度調整もできるらしく、高速で動かしたいときと低速で動かしたいときなどに対応できるとのこと。動画撮影時にも有効なのかまではわかりませんでしたが、動画では高速にAFが動くよりも、ゆっくりとAFを動かしたいときがあるので、調整できるなら嬉しいところです。

フルサイズ一眼レフを既に使っている人はフラグシップ機で光学ファインダーではないなんてけしからんという人がいますが、自分は目が悪いこともあり、有機ELファインダーは魅力的です。

ポートレート撮影をするときには、ピントをまつ毛に合わせるのが基本と、カメラ雑誌には簡単に書かれていますが、光学ファインダーではマグニファイヤーを使って拡大しても難しいです。わざわざWiFiでパソコンやiPadに撮影と同時に転送して、ピントが合っているか確認せずとも、ELファインダーで拡大して確認できるのであれば、それに越したことはありません。

 

実機を触っていないのでなんとも言えませんが、前のダイアルと後ろのダイアルでAFポイントを選びやすいか、ピント拡大位置が選びやすいかが気になっています。ここが操作しにくいとメリットが薄れてしまう…。

 

スタジオ撮影で使えるかどうかですが、リモート撮影ソフトがついていることと、ストロボ同期ようのシンクロターミナルが付いているので大丈夫でしょうか。

 

懸念点としてはニコンやキヤノンに比べてレンズの数が少ないということでしょうか。ツアイスのレンズの描画力はポートレートには向いているのですが、中古で安く買おうとしても出まわっていないんですよね…。