クリックオンストロボのディフューズを幾つか試してみました
まず今回のことを試そうと思ったキッカケなのですが、クリックオンストロボを使って色々とライティングを試したのですが、撮れた写真だけを見てもなかなか光がどれくらい拡散しているかわからないために行いました。
どのような光がストロボから出ているのかを知るために、クリップオンストロボをトランスルーセントレフに当て、それをカメラで撮影しています。
ストロボはキヤノンのスピードライト 600EX-RT、トランスルーセントレフはフォトフレックスの105cmです。
セッティングとしては下の写真のような感じになります。
手前から撮影するとこんな感じになります。ストロボの照射角は24度に設定しています。
ストロボの発光面が四角いので、四角い形で発光しているのかと思っていたのですが、十字にフラッシュバルブが置いてあるようです。45cmしか離していない場合にはレフの一部しか光らないようです。大きなレフ板を持っていったのに光の拡散度合いが同じだなぁと思うのは、これが原因ですかね。
次にスピードライトのワイドパネルを使用してみました。これだと45cmでも、105cmのレフの多くに広がってます。
ただ求めているのは面発光なので、中心の光が強すぎるのと、十字の強い光が気になります。
ストロボから距離をとれば光は拡散するので、ストロボとレフ板の距離を85cmにしてみました。条件はワイドパネル+85cmです。
光が拡散している場所は増えましたが、やっぱり十字が気になります。
この十字の強い光を無くせるか、ディフューズを使って試してみました。まずはGARY FONG(ゲイリーフォン)のスフィアです。
スフィア+45cmではこんな感じになります。ワイドパネルはスフィアを付けられなかったので止めました。
気になっていた十字の強い光は弱くなっています。
これで距離を取ったらどうなるか試してみました。スフィア+85cmになります。
まだ中心が強いですが、だいぶなだらかに拡散するようになりました。
次にディフューザーを変えてみました。ケンコーのハーバーストロボディフューザー サイズはジャンボです。
ストロボとレフとの距離ですが、場所が狭かったりするので45cmで調べています。
レジ袋を付けるとかなり効果があるのはよく知られることですが、真ん中の強い光がかなり拡散しているのがわかります。
次にエツミのランベンシーディフューザーを使用してみました。
上部の色が変化してしまっているのがわかりました。周りの透明な部分からの光が変わってしまっているようです。この部分だけホワイトバランスを撮影後に修正するのはちょっと大変です。
次にルミクエストのウルトラソフト ビックバウンスを使ってみました。小物撮影時にのディフューズ効果が抜群な代物です。
中心の強い光を一番拡散しているように見えます。このディフューザーの欠点はディフューズ後の光が下向きになってしまうことですかね。
次にサンパックのディフューザーキット大です。
それほど期待していなかったのですが、かなり拡散してくれるようです。このディフューザーは付けても移動時に外れることが少ないので便利なので、これだけ効果があれば優秀です。
次はアンブレラではどうなるか試してみました。セッティングはこんな感じです。
明るさは相当落ちますが、もう真ん中の強い光は全然出ていません。