IT系メモ

興味のあったことや、勉強したことなどをメモしていきます。

ネットって知りたいことが載っていないよなぁ

自分がやっているハード関係の仕事だとネットには何をやればハードを作ることが出来るのか全然載っていない。(書籍でもないのだが)

Web業界はやっぱりWebに親和性があるんだよなぁというのをつくづく感じる。

自分が趣味でやっているPhotoshopにしても、フォトショ詐欺 m9(^Д^)という人は多いのだけども、実際にどうやってやるのかを解説したWebサイトはあまり見つからない。実際やろうと思っても全然できないもので、あれは職人芸に近い。

ニコニコ動画を見ているだけではどうやって編集作業するのかとか、プロットをどうやって書くのかなんて解説していない。動画のライティング方法も書かれていない。

iPhoneを触ってiPhoneアプリを作ろうと思ったら調べれば結構出てくるし、ゲームを作りたいと思ったらそれなりに手間はかかるけども、ある程度までは作り方は書いてある。(最新のシェーダーをどうやって作るかとかになるとあまりないけども)

 

数年前にネットは情報がオープンになっているように見えるけども、結局重要な情報はホームパーティーで限られた人にしか知らされないんだよって誰かが言っていた。 

 

その時は自分はまだネットで調べれば何でも解決できると思っていたし、これから小型軽量化によってもっと人々が情報公開するようになれば解決するじゃんと思っていた。

今になって、その人の言ってたのはある意味正しかったのかと思うようになっている。

 

なんでネットに情報が書かれないのか 

情報共有をするための資料を作るのに結構時間がかかるのがまず一つ。面倒なことなんてしたくないのはみんな一緒で、誰かがやってくれるならそっちの方が楽でいいに決まっている。
電子機器が小型軽量化したといっても、まだまだ電車に乗って立ちながら調べ物をしながら新しい資料を作成することはできないし、食べながら机に電子機器を使って資料を作るなんてこともできやしない。
そんなことが出来るような電子機器を作れていない自分たちハード屋さんの責任です。ごめんなさい。 

二つ目は重要だと思う情報はみんなそれなりに同じで、同じ内容の情報がネットに転がることになる。現実の集団行動では役割分担できるのだろうけど、そもそも会ったこともないし連絡手段もないのに同じ情報が出て来るのも当然っちゃ当然。
作るのに時間がかかるので他のことが出てこなくなる。

3つ目は収益がない。2chを一日中見て、それをコピペすれば生活費が稼げるわけしゃないし、ニコニコ動画で作品を作っても生活費を稼げるのは現状じゃ数人しかいない。(100万円以上もらえるというのがインパクトがあるので広まっているけど、多くの人は3千円くらいらしい)
ブログも結局広告費を出してくれるスポンサーが居ないと維持できやしない。

 4つ目は炎上があるから。いいね!やはてなスターを付けても、内容的にはネガティブなことが多い。反面教師としていいじゃないかという見方もあるのだろうけど、そればっかりじゃお腹がいたくなる。
日本の場合では、いいね!ボタンで順位を上げるのではなく、これはひどいボタンのようなネガティブな内容のものはランキングを下げていく検索方式の方が良いと思っている。
(なんでポジティブなことに対しては消極的なのに、ネガティブなことに対して積極的なのか疑問が残るけど)

キュレーションが流行り始めたのもここらへんが影響あるんじゃないかなぁと。たとえばポータルサイトでニュースを配信するのは リスクが少ない。何か炎上しそうな内容があったとしても他が配信しているから自分達は知りませんって顔が出来る。キュレーションも一緒で集めてきただけだから別に責任ないじゃんと。

 

じゃあどうする?

電子機器関係については自分達が頑張っていくしかないのだけど、正直解決方法は思いつきません\(^o^)/

炎上しないように啓蒙活動したところでそれほど意味をなさないと思う。ised倫理篇を読んでいる人なんて、そもそも炎上に加担なんてしないだろうし。

これまでのコンピュータ業界同様、アーキテクチャで人に認識させないように巧妙な方法でやっていくしかないと思う。専門家から我々は強いられているだ!みたいな批判が出てきたとしても、これまでも利便性が勝ってれば妥協案を見つけて利用されるだろう。

個人がWebに情報を上げるためのモチベーションの維持をどうするかってことだけど、一つは組織だって個人攻撃されないようにすることなのだけど、これは組織やら集団ではなく個人と個人がつながるソーシャルな時代には合わない。