写真の練習方法
部活をやっている(やっていた)人にはよくわかると思うのだけれども、スポーツにしろ楽器にしろ一番初めは地味な素振りなどから始めると思う。
じゃあ写真の場合はどうなんだろう。よく言われるのは「とにかくたくさん撮ること」だと思う。
たしかにたくさん撮ることは合っていると思うのだけど、基本的な型を体を使って覚えたほうが後々のためになると思う。よくハテブに出てくるような「日の丸構図はダメなんだ!少しずらして空間を空けないと!」なんてものの前にしなきゃいけないことを書いていこうと思う。
対象としているのは一眼レフを買ったけど上手く撮れないと思っている人(自分も含めて)
フレーミング練習
まず自分の持っているレンズがどのように写るのかを体に覚えされなきゃいけない。
望遠レンズなら一番ズームにしてカメラを縦に構える。ファインダーを覗きながらコップを上下いっぱいに入るようにしてシャッターを押す。被写体が真ん中に写っていても気にしない。これは練習。デジタルだから後で消してしまえばいい。
これを色んなもので行う。さっと反応できるようになるまで。絶対にズーム/アウトで切り取らないこと。そうすると被写体を切り取るためには体を上下に動かさないといけないのがわかると思う。被写体の大きさと自分との距離をつかむことができると思う。
あとファインダーを覗いてギリギリまでフレーミングをしたときしても、実際に撮れた写真はファインダーで覗いているよりも大きくなっているはず。これはカメラの仕様にある「視野率96%」という曲者。ファインダー越しに見えているものよりも大きく写る。このフレーミング練習をしているとこれくらいで撮影すれば大丈夫だなってのがわかってくる。
「あとでトリミングすればいいじゃん」って反論はあるだろうけど、基礎練習はきちっと行った方が後々楽だと思う。
縦で行ったら次はカメラを横に向けて、同じように上下一杯になるように撮る。被写体が真ん中で構わない。
ズーム側が終わったら、今度はワイドで同じことをする。これは新しくレンズを買った時にもやっている。持っているレンズがどこまでのことができるのかを知っておくのはいい。お店に行って自分のレンズではできないことを明確にすることができる。
以上のことをすると以下のことがわかると思う。
- 望遠側で撮影すると背景がボケやすい
- 広角側で撮影すると背景はボケにくい
- 切り取りたい被写体の大きさによって離れないといけない距離