IT系メモ

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チェ・ゲバラ見てきました

チェ・ゲバラの映画を見てきました。チェ・ゲバラのことを全く知らなかったのですが、キューバ革命を成功させた一人ということなんですね。

そんなアホなところを丸出しにしつつ感想を書くと、印象的だったのはタバコ。放映中はタバコが出ていないシーンはないんじゃないかというくらいに誰かがタバコを吸ってます。タバコでも葉巻ですね。それを吸っているチェがとてもカッコいいんですよ。

チェが去年公開されて話題になったのは金融崩壊によって資本主義の行き詰まったからという認識でいます。映画の中でもアメリカ的な市場至上主義が進んだ場合危ないというのが繰り返し出てきます。個人がものが欲しいと思い、それを充足することは当然認められるが、多くの人がそれを行ってしまった場合は危険であると。ここらへんはアントニオネグリ、ハートらの帝国の影響を受けているようにも感じました。

で、このチェのように資本主義に反対して戦おうというのは安直なんだろうな〜と思います。チェは革命には多くの血を流すことが必要であると言ってます。またクーデターのように裏に隠れて行うのではなく、表舞台で民衆の同意を得られなければ革命は実現しないと。

労働者を守らなければ革命を起こすぞ!革命が起これば自分の今の地位から一気に一番下まで落ちるぞ!と脅しをかける人は必要なのですが、その革命は絶対には起こしては行けないというのが今の日本の状況ではないでしょうか。

チェを見た後にツタヤで借りてきたDVD見てました。5本借りてきて初めに見たのは東京少年。解離性同一障害を題材にしている映画です。あ〜、恋してるときってイタい!イタい!と思いつつ見てました。周りのサポートが必要だと思うのですが難しいんでしょうね。本人も記憶のない時間があることで不安になるだけでなく、周りもどの記憶を持っているのかを判断しかねますし。記憶がなくなったときにどのように過ごしていくのかはガチ☆ボーイでも触れられてましたけど、難しい問題だと思います。時間を共有するというのはコミュニケーションをとって行く上で大切だと思うのですが、忘れてしまった上でコミュニケーションは難しい。映画ではまずはそういった自分を受け入れるところまで描いてました。

二本目はうた魂です。これは自意識が強い女の子が一度アイデンティティが崩壊して、再び社会にとけ込んで行くといった内容です。自分もかなり自意識が強いので見ていてイタいと思ってしまいました。
自分の中の自意識過剰をどうやって直そうかと思っていて、そのヒントになればいいかと思いながら見ていました。さすがに映画の中みたいにそこまで目立ちたがりというわけではないんですよね。映画の中ではポジティブな自意識でしたが、自分の場合はネガティブな自意識ですね。みんなから見られていると思ってしまって行動できなくなってしまう。まぁそれほど他の人はおまえのこと気にしてないよとはわかっていますが、周りに溶け込もうと思うがゆえに、周りを意識しすぎてしまって行動がおかしくなってしまうと。ここらへんは難しいですねー。空気を読むのができないってのがつらいところです。
映画では一度アイデンティティを喪失し、「フルチン」になることで周りに溶け込むことができているのですが、う〜ん。周りの為に何かしようと必死でやればいい、ナリフリ構うなということなんでしょう。体育会系になじめない自分はそれが難しい。周りの為になにかしたいとは思っているのですが、自分に何ができるんだろうと考えると、ほとんど何もできないですよね。馬鹿ってつらいわ〜。