IT系メモ

興味のあったことや、勉強したことなどをメモしていきます。

ソニーCLIEの歴史に幕

Appleのジョン・スカリーがPDAを定義し、Newtonを発表したときから、手のひらに収まるコンピュータに憧れ、PDA絶頂期の時代を生きて来たので、コンシューマー向けのPDAを日本で買えないというのは残念で仕方がないです。情報が少ない分、世界に目を向けさせてくれたはPalmでした。CPUが貧弱だからこそ様々な工夫が凝らしてあるソフトが多く、好奇心が失うことはありませんでした。ただ、ソニーの意図している「エンタテインメント性のある携帯情報端末」として扱うにはハード、ソフト共に貧弱で携帯の方がそれにあっていたと思います。


http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0502/22/news059.html
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/22725.html


ただITProによるとPDAからの撤退は否定していますので、是非とも通信機能、ネット検索機能、辞書機能、インターフェース媒介機能などを盛り込んだコミュニケーション端末が登場して欲しいですね。ソニーにはスマートフォン部門もありますからね。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20050222/156489/


追記

これが本当であればCLIEというブランドが足かせになっていたということではないでしょうか。CLIEとして販売するからには過去の遺産のことも考えないといけませんから、新しいPalmOSを使うとしてもそれらは使えない可能性が高く、新たな顧客を獲得したとしてもコミュニティの混乱は避けられないと思います。新しいPalmOSではCPUパワーがかなり必用となるのは確実ですから、変更してくることが予想されますが、クロックだけ上げたとしてもバッテリーが足かせとなるので、より効率の良いものを設計するほうが良いと思います。PSPアーキテクチャの一部を持ってくることは可能でしょうが、PSPPDA機能を付けるというのは、PCのように何でも出来ますよと言っておきながら、実際どんなことができるのかということになれば、既存の映画や音楽などのソフトに頼らざるを得なくなる可能性が大きく失敗すると思います。
現行のPalmはリソースを簡単にいじれるので著作権保護機能もハードで対応したいのでしょうし、CELLの登場によりCPUのアーキテクチャはこれから大きく変わるでしょうから、PSP+CELLのようなCPUを開発できれば大変ユニークなものができますし、新しいPlamOSがサクサク動くCPUとしてライセンスができればソニー復活が可能ではないかと思います。
私個人としてはCommunication Digital Assistが生まれて欲しいのです。keynoteのようなものがサッと作れてネット経由で相手と画面を共有しながら喋ることができたらと思います。携帯のテレビ電話機能でできそうなものですが、手ぶれがヒドいんでできないんですよね。私の固い頭ではこれぐらいしか思いつきませんが。

なんてこと言ってたらPalm OS 5.4 (Garnet) 英語版を搭載したTri-Band対応GSMスマートフォン「QOOL QDA700」(ソニ☆モバ経由)が発売。¥92,400